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・・・すこし手直し中・・・

ドアスコープの危険性。防犯カメラを付けるのはアリなのか

ドアスコープの危険性

 

「ドアスコープは危険って本当?」
「ドアスコープの防犯能力を高めるにはどうすればいいの?」

そんな疑問にお答えします。
確かに、ドアスコープには防犯上のデメリットが潜んでいるのです。

このデメリットによって、プライバシーが筒抜けになる可能性や侵入盗を招く恐れがあります。悪用可能なパーツ、と言っても良いでしょう。

しかし自分で防犯能力を高める方法があります。

今回は、ドアスコープの持つ危険性とその解消方法、またドアスコープに防犯カメラを取り付けることの是非について解説します。

近所で窃盗被害やいたずらがあったり、お風呂あがりに玄関ドアの目の前を通る方はぜひお読みください。

 

 ドアスコープの防犯におけるデメリット

デメリット

ドアスコープは、本来なら室内にいながら訪問者を確認できる、防犯のための部品。しかしその構造を逆手にとって悪用する手法もあるのが現状です。

知らないままでは被害者になりかねない、ドアスコープのデメリットを解説します。

外からドアスコープをはずして、鍵を開けることができる

ドアスコープは外からはずせます。そしてはずした場所からドアの鍵を開けることができるのです。中には外からはずせないタイプもありますが、古い建物の場合には要注意。

基本的に、部屋の中からはネジのようにはずすことができる仕組みになっています。試しにご自宅のドアスコープを確認してみてください。もし切れ込みが付いていれば、コインなどで捻ってはずせる場合があります。

侵入犯は、外からはずす方法を心得ています。ドアスコープをはずした後に使われるのは針金などの金具。ドア内側のサムターンを回して開錠してしまいます。

また、ドアスコープは小さい部品であるため、外されていることに気づかない場合もあります。もし外れたままで放置していれば、「この家はだらしがない」とアピールするようなもの。立て続けに犯罪被害に遭う可能性が高まります。

特に気を付けていただきたいのは、マンションやアパートに住む方。

一般的に集合住宅はドアの前の見通しが悪くなっています。ドアの目の前で泥棒が作業しやすい環境が整っていると言えるでしょう。仮に隣人が目撃しても「業者かな?」と思ってしまう可能性もあります。

ドアスコープから室内を覗かれてしまう

ドアスコープはそのままの状態でも、外から人の気配を察することができます。さらに専用の道具を使えば、鮮明に部屋の中を見ることも可能です。

「リバースドアスコープ」と呼ばれる道具をドアスコープにあてて覗くと、部屋の中がしっかりと見えてしまいます。

本来、リバースドアスコープは帰宅時に部屋の中の異常を確認するための道具。空き巣との鉢合わせを防ぐ効果があります。しかし悪用されるケースもあるのが実情です。

リバースドアスコープは、安いものであれば2,000円程度で購入できます。ネットで手に入れることも容易な、誰でも手に入れることができる道具です。

お風呂あがりにドアの目の前を通る女性の方は、特にご注意ください。

ドアスコープの持つ危険性を確認していただけたでしょうか。あると便利かと思いきや、文字通り「防犯の穴」になりかねないのがドアスコープ。この欠点をカバーしない限り、誰でも窃盗や覗き被害に遭いかねないと言えます。

次は、その対策方法をご紹介。無防備な状態からしっかり身を守る術をお伝えします。

 

自分でもできる、ドアスコープの防犯性能を高める方法

DIY

 ドアスコープの悪用には、ちゃんと対策があります。中には自分でカンタンにできる方法も。道具さえあればすぐにできます。自分の手で自分の身を守りましょう。

ドアスコープをはずせないようにする

 ちょっと荒業ではありますが、自分ではずして接着剤をつけ、また取り付ける方法があります。かなり頑丈になりますが、賃貸では採用しづらい方法です。

強力なテープで、目隠ししつつドアスコープを固定することもできますが、侵入犯の道具次第でははずせてしまうため、確実性に欠けます。

一般的な方法は、外からはずせないドアスコープを購入して取り替える方法。はずそうとしてもスコープが空転し、あきらめさせるというものです。1,000円程度から売っていますので、ぜひ採用しましょう。

本来ならば、初めから防犯対策がされたドアスコープであることが望ましいです。集合住宅の場合は、管理規約で防犯対策がされているかどうか確認できる場合があります。

ドアスコープに目隠しを

ドアスコープの内側を覆うことで、部屋の中を覗かれる危険性を減らせます。

布やキーホルダーをフックに吊るす方法がカンタン。ドアスコープを覗きたいときは覆いをよけて、それ以外は隠しておくことができます。100均でも防犯グッズとしてドアスコープカバーが売っていますので、活用しましょう。中にはおしゃれなデザインの物もあります。

しっかりとしたカバーなら光を通さないことも可能。ドアスコープから漏れる光で、家の中にいるかどうかを悟られずに済みます。

ただ、家の中に誰もいない隙をねらって侵入する空き巣もいるため、一概に防犯性能が高まるとは言い切れません。部屋の光をあえて見せ、家にいることをアピールできた方が侵入盗には狙われにくくなります。ストーカーなどに対して「自分のライフスタイルを把握されない」ためには役立つと言えます。 

ドアスコープはいらない?

これまでドアスコープの危険性について解説しました。ドアスコープは無い方が良いのでは?と考えた方もいらっしゃるでしょう。

実際、ドアスコープの必要性はなくなりつつあります。モニター付きのインターホンがあれば十分に代用できるうえ、スコープの視野はかなり狭いものです。下心のある人間であれば、視野から外れたところに立つことも考えられます。

はっきり申しますと、ドアスコープでなくてはならない理由は見当たらないのが現状です。他のモニターで外を見ることができるのであれば、はずせないように固定したり、見えなくするために塞いだりしても良いでしょう。リスクを最小限にするために、ドアをスコープのないものへリフォームする方法もあります。

 

「ドアスコープに防犯カメラを付けたい」効果のほどは?

防犯カメラ

 様々な不安要素を持つドアスコープ。これを防犯カメラに変えてしまえば、防犯性能は飛躍的にアップします。

ドアスコープ型の防犯カメラがあるのをご存じですか?これはドアスコープを抜き取って、代わりに取り付けるタイプのカメラです。

取り付けに特殊な工具が必要なく、そして外からは防犯カメラであることがわかりづらいという強みがあります。基本的にドアを加工しなくても良いため、賃貸でも管理人の許可さえあれば使いやすい防犯カメラです。

ドアスコープ自体がデメリットの塊であるのに対し、ドアスコープ型のカメラにはこれといったデメリットはありません。いたずらの現場を撮影したりモニターと連動させたいなら、積極的に採用したいところ。

また、いたずらや犯罪の抑止を狙うのであれば、あえてカメラであることがわかるタイプのものを設置すると効果的です。

価格は2万~4万円が相場。録画機能の有無、視野角に注意して選びましょう。

 

まとめ

ドアスコープには防犯上のデメリットがあります。覗かれる、外されるリスクを防ぐためには、自分で手を加える必要があるでしょう。

 

また、防犯カメラをドアスコープの代わりに取り付けることも有効です。証拠の録画やいたずらの抑止力として機能し、家の防犯能力向上に役立ちます。

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